みなさま、こんにちは! はりとお灸 友の中野です。

2020年より、鮮度を重視した本物の珈琲をお届けするcopi(コピ)をスタートさせました。

copiでは、生豆と焙煎豆の販売の他、多くの方が知らない珈琲の真実と家庭焙煎を学ぶ場「copi 焙煎教室」を開催しています。今では嗜好品として扱われている珈琲が元々は薬として飲まれていたことや、薬とまで言われた珈琲の効能を無駄にしない健康的な珈琲の選び方や淹れ方を知って、家庭でも実践できるようになっていただくための教室です。

また、これからの時代を生きていくために必要な「食と健康の考え方、選び方」を学んでほしいとも思っています。食に関する「うまい話」を見抜く力、情報に流されない自分で決断する力、シンプルな思考、自分や家族にプラスになる食の取り組み方にもいかしていただけると嬉しいです。

 

私は若杉友子さんの元で食事療法を学んでいたんですが、若杉さんは分量を指定しないんです。夏と冬では汗の量も違うし、人によって、体格によって、生活スタイルによって、体に必要な塩分も水分も違っててあたりまえですよね。 味覚も違ってきます。だから「自分の体に聞く」ということを重要視していました。

同じ人間がいない以上、自分に合う加減は自分にしかわかりません。知識だけ身につけても何の意味もないんです。「やってみること」が何よりも大事。だから若杉さんは、話だけ聞いて感心して終わったら何の意味もないとよく仰ってました。

実践から失敗や発見を繰り返して自分流を見つけていく。私もそれが自然だと思います。

「自分に合わせる」「自分で決める」を続けていると、だんだんと感性や自分軸が育ってくるから不思議です。テレビの一時的な流行に踊らされることもありません。

そこで得た「自分軸」は、料理や健康に限らず、人生を生きる上でも役にたつはずです。

 

実は珈琲も同じです。

消費社会では避けられない「ワナ」があるのはコーヒー業界も同じです。

体に良い珈琲を選ぶのか、毒になる珈琲を選ぶのか?は自分の足で情報を入手するしかありません。

 

難しい話はさておき、純粋に美味しくて体にもイイ珈琲が自分で淹れれたらいいと思いませんか?

今日の焙煎具合は?

どの豆にする?

そうやって、気分で自由に味を作り出すこともできるようになりますし、好みの味を出すための ”加減” が ”感覚” で身についてくるのもまた楽しいです。感覚が身につくほどに焙煎が楽しくなるし、自信もついてきます!

 

今は自信が持てない人も多いですよね。人と同じじゃないことを悩んでたり。情報が多い分、選択肢が増えて自由になったのかと思いきや、迷ってる人のなんて多いこと!

自由に生きるって、実は大人になるほど難しいのかもしれないし、けっこう周りに遠慮して生きる癖がついてる大人も多いですよね。「自分らしい」が分からない人も多い。

でも、人ひとり生まれてくるのって奇跡のような確率なんですよ!

そんな奇跡のようなひとりひとりの個性を思うぞんぶん輝かせてほしいと心から思います。

焙煎がそのきっかけにもなったらいいなぁというのが焙煎教室を始めるきっかけになったもう一つの理由です。